Maker Challengeは、Makerになりたい方をサポートするためのコンテスト。
あったらいいなをカタチにできる電子タグ「MESH(メッシュ)」を使った作品を募集し、39件の作品が集まりました。
入賞作品は、8月6日、7日の二日間、東京ビックサイトで開催されるMaker Faire Tokyo 2016のMaker Challengeブースに展示される予定です。
ファミリー部門
最優秀賞
わすれものチェ樹
Ktrips
今年から小学校が始まった一年生の女の子が考えました。
毎朝学校に行く前に、黄色い帽子はどこかな、体操袋は持ったかな、雨が降るから傘もって行った方がいいかな、というチェックを自動でしてくれる優しく頼りになる樹「わすれものチェ樹」です。ばっちりキメたファッションも、毎日撮って残して置けます。
審査員 講評
出かける前の忘れ物チェックと毎朝の写真撮影という、普通では結びつかない、しかもとても大事な二つの機能が自然に一つの作品になっていることが素晴らしいと思いました。ぜひ使い続けて素敵な写真を撮りためていただきたいですね。
学生部門
最優秀賞
ほうきのふりまわし防止!
NPO法人CANVAS
学校で掃除の時間に、つかっているほうきを振り回している人がいる。危ないなー。そんな時に注意してくれるアイテムです。ちゃんと掃除をしているときにはほめてくれます。
審査員 講評
作品が使われているイメージが思い浮かびます。このほうきがあったら、面倒な掃除の時間もわいわい楽しくなりそうです。
優秀賞
今日のご飯
大和研チームA
離れた場所にいるペットにもメールするだけでご飯が自動であげられる。家に帰ることができなくてもいつでも安心。細かく数回に分けてご飯をあげることができるので、いつでも新鮮なご飯を食べさせられる。これからは少し長めの外出もできるようになる!
審査員 講評
市販されているペットの自動エサやり機はありますが、MESHを使ったら、そういう市販の装置も簡単に自作できるということがよくわかる作品です。身の回りでどんなものがDIYできるのか考えるきっかけになると思います。
優秀賞
誰でもできる日常的な愛猫ちゃんの健康チェック〜トイレ編〜
Bassam Shaikh
フィリップスライト、MESH人感タイプを使用し、視覚的に飼い主に出来事を伝えることができる。ライトが点滅し、また、あらかじめ指定しておいた回数に到達すると、登録しておいたアドレスにメールが届く。
審査員 講評
こちらもペットのための作品ですが、もう1つの「今日のご飯」と合わせて、メールを使って遠隔で操作できる装置、遠隔で家の様子が知ることができる装置が、MESHで簡単に作れることもみなさんに知っていただきたいと思います。
未来のおばけ屋敷部門
審査の結果、本部門のみ優秀賞を3作品選出させていただきました
最優秀賞
ワラ(笑)人形
金縛り
笑顔で待ち受けるのは打ち付けられた1体のワラ人形。木槌で「打タネバ…」 果たしてワラ人形の正体とは…?
審査員 講評
「びっくりして、その後に笑顔になる」という審査基準にぴったりの作品です。これ以上はネタバレになりますので、ぜひMaker Faire Tokyoの会場で体験してください。
優秀賞
愛が深まるペアで箱なお化け屋敷 「LoveHorrorBox」
目黒プロトタイ部
箱型お化け屋敷「LoveHorrorBox」をかぶると、あなたの視覚、聴覚はこの箱に支配されます。箱の恐怖に負けずパートナーに再会できた時、2人の愛はさらに深まっていることでしょう。
「LoveHorrorBox」で、恋人、家族、親子などさまざまな愛を確かめてみてはいかがでしょうか?
審査員 講評
暗い建物(小屋)という一般的なお化け屋敷のイメージを覆す作品で、これこそ未来のお化け屋敷かもしれません。お化け屋敷がデートスポットとしても使われることも、アイデアのきっかけになっているのでしょうか。
優秀賞
ミイラ男の美しき素顔
チームみらくる
闇の中に浮かび上がる、ミイラ男のホログラム。怪しき声に誘われるまま、あなたは手を差し出してしまう。その包帯の下に隠された、驚きの素顔とは?
*ミイラ男の立体ホログラムが自分の顔に変化するという、近未来的なおばけ屋敷の仕掛けです。
*ミイラ男の立体ホログラムが自分の顔に変化するという、近未来的なおばけ屋敷の仕掛けです。
審査員 講評
MESHの他にもさまざまなテクノロジーを駆使して表現しているのが、「一番怖いのは自分自身」ということなんですね。実際に今回の応募作品のなかで一番怖いのはこの作品でした。
優秀賞
DISCO能面
DISCO能面
能面とDISCOの奇跡のマリアージュ!怖いの?明るいの?どっちなの??
審査員 講評
タイトルそして実際の動きが、理解・説明できないところに審査員一同惹かれました。こちらも、ぜひMaker Faire Tokyoの会場で体験していただきたいと思います。