これでもう親を心配させない、お手軽「生きてます!」送信装置

Takizawa Hiromu
2016.02.29

ボタンタグを押したら、親に「生きてます!」とメールする。
非常にシンプルな仕組みですが、平日仕事から帰ってきて、玄関の電気を押すついでに、ボタンタグを押すそのひと手間だけで、親を安心させることができます!
また、しばらくボタンを押し忘れていても、親が私に対して、件名に「生きてる?」と書いたメールを送ると、私のベッドの枕元に置いてあるhueが黄色に点滅しだすので、親が自分を心配していることに簡単に気づけます。
この点滅は、同じく枕元に置いてあるボタンタグを押さないと止めることができず、ボタンタグを押すと、同時に親にメールが送られるような仕組みになっています。

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レシピの生い立ち

自分の親から「元気?」とか心配するメールが来ても返信するのを忘れてしまう、じゃあ電話を使えば良いかと言うと、親としても「何か特別な用事が無い限りは電話は迷惑になってしまうのでは。。。」、となかなか気が引けてしまって電話をかけられない、こんなこと、みなさんも無いでしょうか?
私は良くこんな感じで親を心配させてしまっており、どうにか解決する方法が無いかと考え、この仕組みをつくってみました。

このレシピに使用したMESHブロック
このレシピに使用した連携ブロック
  • Philips Hueブロック
    Philips Hueブロック
このレシピで使う素材

・Hueランプ x 1
・ボール型ランプカバー x 1 (内部のソケットにHueランプを接続して使用)
・両面テープ (ボタンタグを壁に張り付けるために使用)

作り方
1

玄関の電気のボタンの近くに、両面テープを使ってボタンタグを設置します。
仕事から帰ってきた時に、電気のボタンを押すついでに押すのが手軽で良いかと考えました。

2

枕元にボール型ランプカバーに入れたHueと、ボタンタグを置きます。
また、MESHアプリを動かしているiPhoneは、バックグラウンド設定を有効にして、枕元に一緒に置いて、給電しながら利用することにしました。

3

MESHアプリ上で、Hueタグ、Gmailタグを追加し、キャンバス上で回路を作成します。
実際につくる回路や、各タグの設定については、下に表示されているキャンバスの画像や説明を参考にしてください。

4

最後に、親にこの装置が導入されたことを伝え、自分からボタンを押してメールを送る、親からメールを送ってもらう、などを行い、実際に装置が正しく動いているかどうか、一緒に動作確認をしましょう!

玄関のボタンが押されると、Gmailで親にメールを送ります。
また、親からの特定のメールでHueを光らせるために、Gmailタグのフィルター設定とAndタグを使うことで、メールの「送信元」が親であり、かつ、「件名」に「生きてる?」が含まれる場合のみ反応するようにしています。
また、Hueの点滅は15秒で終わってしまうため、直前にタイマータグを挟み、一定の間隔で点滅の動作を繰り返すように工夫しました。
枕元のボタンが押されると、Gmailで親にメールを送るとともに、Hueの消灯とタイマータグの繰り返しを停止しています。

作者プロフィール
Takizawa Hiromu

大学時代には生物学を専攻していましたが、現在はソフトウェアエンジニアとして電気メーカーで働いています。

MESHってなに?

MESHは、センサーやスイッチなどの機能と身近なものを組み合わせてさまざまなアイデアを形にできるツールです。 難しいプログラミングや電子工作の知識は必要ありません。IoT(モノ・コトのインターネット化)を活用した仕組みも簡単に実現します。

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