一人暮らし 応援サポート
出かけるときに家族写真に手を振ると「行ってらっしゃい。」と励ましの言葉が流れて、帰ってきたら「お疲れ様」と労いの言葉が流れてくる。また、暗い部屋に帰ってくると電気スイッチの場所を教えてくれる!
一人暮らしを始めたら誰もいない家に帰るのが寂しいと感じるようになりました。単身赴任中の人も家族の声がなかなか聞けず寂しいこともあると思います。そんな一人暮らしの寂しさを少しでも解消するレシピを制作しました。
素材:写真立て、写真
道具:両面テープ、またはセロハンテープ
※両面テープの方がしっかり固定されるので、両面テープをおすすめします
人感タグの「感知したら」と動きタグの「振られたら」によって、録音した音声が流れる仕掛けです。また、人感タグの「感知したら」によってLEDタグが光って、電源スイッチの場所を教えてくれて、部屋の明かりをつけると明るさタグの「明るさが変わったら」によって録音した音声が流れる仕掛けです。
まず、道具と素材をそろえましょう。両面テープ(またはセロハンテープ)は、人感タグを写真立てに固定するときと、明るさタグとLEDタグをくっつけて電気スイッチに固定するときに使います。
玄関先に、写真の入った写真立てとその側に人感タグと動きタグを置きます。人感タグが気になる人は、写真立ての裏からセンサーだけが見えるように両面テープで固定しても大丈夫です。
LEDタグと明るさタグを両面テープで貼り付けます(写真参照)。そして、部屋の電源スイッチの周辺に固定してください。
外出編のMESHレシピを作成します。まず、動きタグと人感タグをドラッグして、左側に配置します。動きタグをタッチして「振られたら」「感度、20-100」「間隔(秒)、0.1」に、人感タグをタッチして「感知したら」「間隔(秒)、3」に設定します。次に、Andタグを人感タグと動きタグの右側に配置します。
スイッチタグをAndタグの右側に配置します。スイッチタグをタッチして「ランダムに切替える」「出力数、2」に設定します。その右側にスピーカータグを2つ配置します。それぞれのスピーカータグを「追加、録音」で写真の人物による励ましの言葉(「行ってらっしゃい。」など)を録音して、「再生する」に設定します。図を見ながらそれぞれのタグを順につないでください。
帰宅編のMESHレシピを作成します。まず、人感タグをドラッグして左側に配置します。人感タグをタッチして「感知したら」「間隔(秒)、3」に設定します。次に、タイマータグを人感タグの右側に配置します。タイマータグをタッチして「指定の時間だったら」「時間、18:00-4:00」に設定します。これで、部屋が暗くなった時間帯だけLEDを点灯させることができます。次に、タイマータグの右側にLEDタグを設置します。LEDタグをタッチして「点灯する」「色、黄緑」「明るさ、5」「時間、30」に設定します。図を見ながらそれぞれのタグを順につないでください。
明るさタグをドラッグして左側に配置します。明るさタグをタッチして「明るさが変わったら」「明るさ、4-7」に設定します。次に、明るさタグの右側にスイッチタグを配置します。スイッチタグをタッチして「ランダムに切替える」「出力数、2」に設定します。その右側にスピーカータグを2つ配置します。それぞれのスピーカータグを「追加、録音」で写真の人物による労いの言葉(「お疲れ様。」など)を録音して、「再生する」に設定します。図を見ながらそれぞれのタグを順につないでください。
人感センサーの前で動きタグを振ったら、音声が流れるか確認してください。次に人感センサーの前を通り過ぎたら、LEDタグが光るか確認してください(時間の範囲を指定しているので、確認作業の時だけ時間を指定し直してください)。最後に部屋の電気をつけたら、音声が流れるか確認してください。これらの確認作業が終わったら、完成です!
今回は家族写真を使用していますが、好きなキャラクターの画像やポスター、ぬいぐるみなどで代用可能です。選んだキャラクターのセリフを録音して、一人暮らしが楽しくなるよう、自由にカスタマイズしてください。
授業内で仕掛けの相互評価を行った結果、5点満点中「楽しさ、4.2」「新規性、3.8」「発表方法、3.5」という評価を受けました。また、それぞれの項目の合計点では、5グループ中1位に輝きました。使ってみた感想の中には、「ランダムにカスタマイズできて飽きなさそう」「一人暮らしが楽しくなりそう」と好評価な感想がたくさんあがりました。
励ましの言葉や労いの言葉は、それぞれ6種類まで録音してランダムに流すことができます。夏と冬では日没時間が異なるので、随時LEDを点灯させる時間を指定し直してください。
大学生